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エッセイ

ワイワイたすけ合い 「2.かしものかりもの からだは心の最高の相棒」(5)

(5)「成人する」ための情報の摂り方、体験の仕方

 

 人のからだが、食物を原料にできているように、その人の価値観やアイデンティティーや人間性などは、生まれてから接した情報(親、兄弟、友人、教師などの言動、本、新聞、テレビ、インターネットなどからの情報)を自分がどう解釈、吸収し、同化したかに大きな影響を受けます。情報も選択できるものは、なるべくよい情報に接するようにしましょう。犯罪のニュースを繰り返し見るとか、人の悪意を煽(あお)るような情報に、若く柔軟な心がさらされるのは、子どもが酒や煙草を吸うように心の毒となるように思います。情報化社会は毒にも接しやすいので要注意です。しかし、人生経験を積んだ大人になれば、毒も薄めれば薬になることがあるように、人の悪意から学ぶことも多いかと思います。反面教師としての吸収の仕方もあるでしょう。
 また、情報過多は過食のように害にもなり得ます。情報の渦に飲み込まれると煽られて、自分を見失う危険性があります。人間には無情報の時間、座禅のような静寂や自省の時間や睡眠が、鎮めとして必要だと思います。意図的な情報のシャットダウンも時に必要でしょう。情報の意図的調整も必要です。
 例としては、一方の意見ばかり聞かずに、両者の言い分を聞くとか、情報提供者のスポンサーや意図を知る、物事を多角的に捉えるといったことです。目耳からの情報と、匂い味わい体感経験のバランスも大切です。自分の人生だけでは体験できないようなことを教えてくれる情報に敬意を払いつつも、情報を得てすべてわかったつもりにならず、実体験を積むようにしましょう。HOW TO EATと同じように、自分を形成するために情報、体験といかに付き合うかという教育も大切でしょう。
 私は今世、天理教という教えを「くハしく(おふでさき第一号5)」聞く機会があり、お道の話を心の成人のためのすばらしい原料とさせて頂ける身を本当に有難いと思っています。これもひとえににをいがけ・おたすけして頂いた先人のお陰であり、私の心に、私の境遇をも含めた「からだ」をお貸し頂いた親神様のお陰だと思っています。今世、できるだけ大切に使わせて頂き長生きをして、まだ天理教のことを「詳しく聞く」機会に恵まれていない多くの人に、他の情報に埋もれないようにお伝えしたいと思っています。

 

「2.からだは心の最高の相棒」――おわり――

 

※『ワイワイたすけ合い』TOPページ&「1.地と天 一夫一婦は古いですか? その(1)」はこちら

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