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エッセイ

ワイワイたすけ合い 「2.かしものかりもの からだは心の最高の相棒」(3)

(3)栄養士さんのはなし

 

 それからこんな話もあるのです。数年前テレビで、(当時の)福山市立女子短期大学教授・鈴木雅子さんが、食事内容ときれる子どもの関係を話していました。

 それによると、食事の内容が悪い生徒ほど、「イライラする」「すぐカッとする」「いじめている」割合が高くなっていました。悪い食事例とは、朝食抜き、昼は菓子パンと炭酸ジュース、部活後はカップラーメンとアイスキャンディー、夕食時は好きなおかずのつまみ食い、夜食にはスナック菓子、というのが典型例。砂糖の摂取が多く、ミネラル、ビタミンが足りない食事だったのです。

 またビタミンB群やミネラルの一種のカルシウムは、イライラを収めるのに効果的なのですが、それが足りていないのでイライラするのかもしれません。また、砂糖の摂りすぎはからだを酸性に傾かせてしまうので、それを中和するのにアルカリ性のカルシウムがさらに使われ、減ってしまうそうです。さらに、砂糖は単純なつくりなので吸収が早く、血糖値を一気に高くするので、インシュリンがすぐ分泌されて低血糖になりやすく、低血糖は、脳の栄養失調となり、またまたイライラしやすくなるのだそうです。もっとゆっくり吸収されるでんぷんのご飯の方が適当なのです。また、絶食に近いダイエットと、その反動による砂糖の摂取も、同じ原理でよくないようです。しかし砂糖もつねに悪者というわけではなく、食事に楽しみを与えますが、大人は一日五十グラム(大さじ五杯分)以下に抑えた方がよいそうです。

 人間が健康に生きていくために、外国ではHOW TO EAT―いかに食べるべきか―という教育がされていて、日本でも必要だと話していました。将来、子ども達が「え~と、緑黄色野菜が足りてないから、野菜ジュース飲んでおこう!」と言う日が来たら頼もしいと思います。それまでは、まず大人が学び、子ども達の食事を整えてあげなくては、と思います。きれてしまう自分に戸惑っているのは子ども達自身ですから。

 今の日本人は、一日に必要な食品と比較すると、砂糖・塩・油・肉を減らし、緑黄色野菜やミネラルを含む食品(ゴマ、豆類、海草類、椎茸類、干果物)や青魚、小魚を食べる機会を増やすとよいようです。自分の食事を書きだしてみて、必要な食品と比べてみましょう。それから、コーヒーや煙草などは脳をしめつけて一時的にパワーを引き出す物です。お酒は脳をゆるめて一時的なパワーを引き出す物です。どちらも、一時的ピンチを乗り越えるのに一見よさそうですが、過ぎればからだが悲鳴を上げます。人それぞれストレスの大きさも違うと思いますが、できるだけ避けましょう。

 そしてできるだけよい食事に近付ける努力をすることにより、親神様からお借りしているからだの寿命も延びるかと思いますし、仮に寿命を延ばせるまではいかないにしても、少しでも「ベストな自分」で過ごせる時間が多いほうが、人生をよりよく生きることができるのではないかと思います。

 

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