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エッセイ

ワイワイたすけ合い 「1.地と天  一夫一婦は古いですか?」その(4)(5)(6)

自由恋愛の危ない点

 

その(4) 抗精子抗体の話

 

 精子というのは、他の人の細胞ですから、受ける側にとっては一種の異物です。不妊女性の3~5%には、血液の中や子宮頸管粘液の中に抗精子抗体や精子不動化抗体を持っていて、精子の子宮頸管内などの通過をブロックしてしまうことがあります。それが分かれば、妊娠するための手だてがないわけではないのですが、抗体価測定や人工授精などの治療が必要です。望まないお付き合いで、抗精子抗体ができたとしたら残念ですよね。

 

その(5) 性感染症の話

 

 不特定多数の方とお付き合いのある人は、男女とも統計的に、いわゆる性感染症である可能性も高くなってしまいます。性感染症というのは梅毒、淋病、クラミジア、尖圭(せんけい)コンジローマなどです。若年層に流行ってきていますが、治療には産婦人科で診察を受け、薬を飲んだりしなくてはならず、ストレスも少なからずあります。

 

その(6) 自尊心の話

 

 人は誰でも、大なり小なり心の中で、「自分は(けっこう)いい人だ。人に愛され、生きるに値する人間だ」と思わなくては、生きていきにくい存在です。恋愛や性的経験は、その自尊心を肯定もし、否定もします。そこが恋愛のすばらしさでもありますが、恋愛や性的体験がもとで、自分に対して「悪い、汚い、生きる価値がない」などという感情が生じ、自傷や自殺に追い込まれてしまうこともあります。自分で自分の心はだませません。できるだけ自分で自分に誇れる恋愛をしましょう。そしてもしも、恋愛や性的接触にまつわる心身の被害者になるようなことがあったとしたら、静かに「誰が、何が本当に悪いのか」を考え、自分に非がないのなら正々堂々と生きていく、非があるのならその部分だけ悔い改める強さを持ちましょう。だから自由恋愛は、いい加減ではなく、真剣勝負が肝心だと思います。

 

 人に強制されるのではなく、自由に人を好きになり、好きな人と夫婦になれるのなら、そんなにありがたいことはないと思います。昔より自由に恋愛できる世の中になってきたことはよいことでしょう。しかし、自由だから何でもしてもよいというわけではないようです。心身のしくみ、世の中のしくみはそれを示唆しています。一見何でもできそうですけど、よく考えて、あえてしないことを選ぶのが慎みであり調和でしょう。天理教の『みかぐらうた』に、

  ぢいとてんとをかたどりて   ふうふをこしらへきたるでな

  ふうふそろうてひのきしん   これがだいゝちものだねや

とあります。親神様は、一夫一婦で、2人が仲良く日々の生かされている喜びをかたちに表していくところに、幸せの種が授かることをお望みなのです。

 

「1.地と天 一夫一婦は古いですか?」――おわり――

 

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